ぎっくり腰治療の研究を始めました

急性の腰痛症であるいわゆる「ぎっくり腰」の治療は多くの施設では鎮痛薬と湿布の処方で安静を強いられています。当院のようなペインクリニックではこのような患者様に積極的に神経ブロックを施行して、患者様を病状早期に痛みから解放して喜ばれております。しかしながらこのような処置について明らかなエビデンス(結果を支持する根拠)がありません。そこで私が属する全国ペインクリニック開業医会の有志のメンバーで「ぎっくり腰」に対する神経ブロックの効果についての研究を始めました。方法は「ぎっくり腰」で来院された患者様に疼痛に対応した神経ブロックを行います(通常の治療です)。治療直前と治療後1週間 患者様に痛みに対するアンケートに答えていただくというものです。アンケートはLineを使用されている方にはLineで質問がなされます。Lineを使用されない方には質問紙でお答えいただき、1週間の回答期間が終了後質問紙に同封された封筒(切手は貼ってあります。宛名も書いてあります)に質問紙を入れてポストに投函していただきます。この研究は大阪市立大学医学統計学教室の御協力をいただいて行われておりますので、宛名はそのようになっております。ぎっくり腰に神経ブロックがいかに効果的であるかと言うことを早く世に知らしめたいと思っておりますので、ご協力よろしくお願いいたします。

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